今回は宅建試験に受かるコツについて解説していきます。
宅建試験に受かるためのコツを3つのポイントでまとめています。
これらのコツを把握して実践して是非宅建試験の合格を目指しましょう。
また独学・通信・通学の3種類の勉強方法のメリット・デメリットについても見ていきたいと思います!
宅建試験に受かるコツ
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宅建士に受かるためのコツは3点です。
- 宅建の科目を把握する。
- 勉強方法を知る
- 自分に合った勉強方法を選ぶ
細かいポイントは他にもあります。
ただ大きなポイントとしてこの3点を抑えておけば十分です。
勉強している方の中には周りで何度も落ちている方がいると思います。
落ちる人たちの共通して試験科目を十分に把握していない。勉強方法をコロコロ変える。などの特徴があるはずです。
試験科目をきちんと理解し、勉強方法を知り、自分にあった勉強方法を選んで宅建士に合格しましょう。
受かるコツは宅建の科目を把握する
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まずは、科目別の出題数と内容を知りましょう。
科目については知っている方も多いと思いますが、科目別の出題数と難易度を把握していない方が多くいます。
科目別の出題数と難易度を正確に把握して目標設定をして合格基準点を達成しましょう。
科目別の出題数とお勧めの目標点は以下のとおりです。
- 優先順位1:宅建業法 20問出題 目標点20点
- 優先順位2:法令上の制限 8問出題 目標点6点
- 優先順位3:権利関係 14問出題 目標点10点以上
- 優先順位4:税金・その他 8問出題 目標点4点以上
目標点の合計は40点(合格基準点の平均は36点前後)です。
宅建業法は覚えていれば点数を取れる問題が多いので満点を目指しましょう。
受かるコツは勉強方法を知る
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続いて、勉強方法について知りましょう。
勉強というとテキストを読みがちです。
小中学校の義務教育の授業といえば、先生が黒板に書いたものをノートに移すだけ。
後は宿題を少しやるくらいです。
これは勉強というよりも作業です。
記憶するための勉強方法はアウトプットです。
アウトプットは過去問&予想問題です。
ただいい感じに覚えるまで過去問中心のアウトプットがオススメです。
なぜなら、過去問が解けないと予想問題は当然解けないからです。
テキストでインプットするのも大事ですが、アウトプットはもっと大事です。
割合でいうならインプット:アウトプットは「3:7」くらいがオススメです。
勉強できると言われる人の多くは「3:7」でアウトプットの量が断然多いです。
そのためどんどんアウトプットの量を増やしてください。
そうすれば自然と試験でも問題に答えられ正解できる確率が上がります。
受かるコツは自分に合った勉強方法を選ぶ

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最後に、自分に合った勉強方法を選ぶです。
勉強方法は主に以下の3つに分けられます。
- 独学
- 通信
- 通学
3つの勉強方法には特徴とメリット・デメリットがあり、確実に理解して選ばないと自分に合わない。
※合格できない(挫折)ということにつながります。
これらの特徴やメリット・デメリットについては後ほど「宅建試験に受かるコツ 勉強方法・3選」で記載していますのでご確認ください。
宅建試験に受かるコツと勉強方法・3選
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主な勉強方法としては独学・通信・通学の3種類があります。
それぞれの勉強方法について以下に詳細と、それぞれの勉強方法に合っている人について解説していきます。
独学・通信・通学の3種類
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3種類の勉強方法については人によって向き不向きがあります。
それでは以下にそれぞれの方法についての特徴とメリット・デメリットを解説していきます。
独学のメリット・デメリット
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独学については一人で勉強するのが苦にならない人が向いています。
また、調べる時間が多くかかるため時間に余裕のある人、経費を抑えたい人も向いています。
独学のメリット
独学のメリットは以下のとおりです。
- 教材費を抑えられて学習コストが低い
- 授業や講義など、第三者が居ないので拘束時間が無い。
- 自分でスケジュールを組める。
- 空き時間を利用できる。
この4点が主なメリットです。
独学デメリット
独学のデメリットは以下のとおりです。
- 自分で全て選択するため時間を無駄にする可能性がある。※教材など
- 学習目標や計画を自分で立てる必要がある。
- 自分に甘い人は学習を続けられず挫折する可能性が高い。
- 不必要な部分を学んでしまう可能性がある。
※法律改変などがあった際に自分で調べる必要があり情報が古くなる可能性がある。
この4点が主なデメリットです。
メリットに比べてデメリットの影響が重く途中で挫折する可能性も高いです。
僕は初年度独学で勉強しました。
テキストを読んで過去問を解いていました。
ただ一人で勉強しているため、今どこまで進んでいるかわからず不安でした。
そのため余計なことを考えて、勉強時間と勉強の質が下がったのを覚えています。
そして結果的に不合格になったのです。
また、独学のデメリットで大きいのは金銭的なことです。
合格デキなかったとき結果的にお金と時間を余計に使ってしまう可能性もあります。
ですので、もし少しでも勉強に対して自信が無ければ、独学は選択しない方が良いでしょう。
通信のメリット・デメリット
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通信についても一人で勉強することになります。
でも通信講座であれば質問が出来たり、講師の授業動画が見られるので独学よりは勉強が楽になります。
独学では自信がない人、計画や目標を立てるのが苦手な人にお勧めです。
通信のメリット
通信講座のメリットは以下のとおりです。
- 通学よりは教材費を抑えられて学習コストが低い※独学よりは高くなります。
- 通学の授業に比べて、通信の教材は何度も見返すことができる。
- 通勤・通学のスキマ時間を利用して学習できる。※動画視聴など
- 独学と異なり疑問に思った部分を質問できる。
- 自分でスケジュールを組める。
- 講師が励ましてくれる
この6点が主なメリットにです。
僕は1年目は独学で落ちました。
2年目はなんとか合格したいと思い、通信で勉強しました。eラーニングです。
計画的に勉強がデキ、今自分の実力や進み具合がどの辺なのか把握できて安心した想い出があります。
また本試験の近くになると、講師からこんなことを言われたのです。
「もしこれだけ勉強して不合格になったら、神社に行ったほうがいいですよ」
「なにか憑いてるかもしれないから」
この言葉を聞いたときに笑ったと同時にリラックスできたのを今でも忘れられません。
宅建試験は勉強をすれば合格します。
そして僕も2年目で合格したのです。
安心して勉強するには通信講座はオススメです
通信のデメリット
- 独学に比べると学習コストが高い。
- 学習目標や計画を自分で立てる必要がある。※独学よりは計画を立てやすい
- 自分に甘い人は学習を続けられず挫折する可能性がある。
この3点が主なデメリットになります。
ただ(1)の学習コストが高いですが、1年間で3万円前後です。
この3万円にはテキストと過去問が付属しています。
独学でテキストと過去問を買うと1万円前後です。
さらに独学では不安が伴うので「予想問題」や「要点テキスト」のようなものも買ってしまいがち。
いろいろ追加していくと1万6千円くらい出費します。
ただ独学は講師の授業がないです。
それならば申込しの出費をし、安心して勉強できる環境として通信講座は有益です。
もし独学で試験に落ちたら来年も同じくらいの出費になります。
それならば1年間通信でしっかり勉強し合格して終わらせたいところです。
このように独学に比べるとメリットが大きく勉強する内容も定められているため計画も立てやすくなります。
出費は独学より多少かかりますが、合格すれば大した出費ではないことに気づきます。
勉強しても合格できなかった人は、通信で勉強することをオススメします。
通学のメリット・デメリット
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通学については拘束時間が発生しますが、高い合格率と安心感が得られます。
仲間とワイワイ勉強したい人、必ず一度で合格したいという人はこちらの勉強方法が良いでしょう。
通学のメリット
通学講座のメリットは以下のとおりです。
- プロの講師から講義を受けるため最新情報が得られる。
- 分からない部分はその場で質問できる。
- 良く出るポイントなどを絞って教えてもらえる。
- 講義の日程が決まっていて学習計画、目標が立てやすい。
- 勉強仲間が居るのでモチベーションが保ちやすい。※これは人によりデメリットにもなります。
この5点が主なメリットです。
ただ僕は通学を選ばず通信で勉強し合格しました。
どうして通学を選ばなかったというと、仕事をしていたからです。
仕事が終わってから学校に行くことは精神的に非常に困難でした。
仕事が終わったら少し小休憩したい。
そんなときは自宅に帰って少し休んで、勉強しました。
その甲斐もあって無事合格したのです。
もし通学で勉強していたら、3回目の宅建受験になったかも知れません。
通学のデメリット
通学講座のデメリットは以下のとおりです。
- 居住地の近くにスクールがあるとは限らない。
- 通学時間がかかり余計な時間がかかる。
- 学習コストが高い。
- 勉強仲間が居て、学習に集中できない可能性がある。
この4点がデメリットです。
特に仕事とかをしていると、職場から学校に行くのはつらいです。
通信よりもお金がかかるので金銭的にも負担増。
挫折はしないまでも、モチベーションがダダ下がりのパターンもあります。
なのでしっかり意思が強いひとが通学を選べば合格間違いないです。
宅建試験に受かるコツは自分の性格と勉強方法を比較する
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最後にそれぞれの勉強方法のメリット、デメリットから各勉強方法に向いている性格をみていきたいと思います。
独学に向いている性格
独学に向いている人性格は4つ
自制心がある人
自分に甘い、自制心が無いと計画通りに勉強を進められません。
マイペースな人
時間に拘束されることが苦になる人。
大雑把な性格の人
完璧主義な人は一つのことを突き詰めすぎて時間がいくらあっても足りません。
セルフモチベーションを上げられる人:自分でモチベーションを上げられる人が向いています。
通信に向いている性格
通信に向いている人は3つ
自制心がある人
自分に甘い、自制心が無いと計画通りに勉強を進められません。
マイペースな人
時間に拘束されることが苦になる人。
素直な性格の人
分からないことを分からないと素直に質問できる人。
通学に向いている性格
通学に向いている人は4つ
自制心がない人
授業の開始時間が決まっているため自分で計画を立てる必要がありません。※もちろん自制心があっても大丈夫です。
人のペースに合わせられる人
授業などで時間を拘束される、通学時間などもあるためマイペースな人には向きません。
人と接するのが好きな人
仲間とワイワイ合格を目指しましょう。
セルフモチベーションを上げられない人
自分でモチベーションを上げられない人。
周りの人にモチベーションを上げてもらいましょう。
宅建試験に受かるコツ・まとめ
以上宅建試験に受かるコツを見てきました。
極端な話、勉強しないと宅建は受かりません。
でも勉強すれば必ず受かります。
そのためには独学・通信・通学の3種類の勉強方法があります。
それぞれの勉強方法についてきちんと理解し勉強を始めていきましょう。
勉強方法を理解せずに勉強を始めても時間を無駄にすることになりかねません。
効率よく学習し、宅建士合格を目指していきましょう。
ちなみに僕は1年目は独学で不合格。
でも2年目で通信で勉強し合格しました。