今回は、宅建の資格を取るメリット12選について見ていきます。
宅建の資格を取得することで、褒められたり、年収がアップしたり、独立開業できます。
その他にもいろいろなメリットがありますので、以下でそのメリットをたくさん見ていきたいと思います。
宅建の資格を取ることで得られるメリット12選
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宅建の資格を取ることには、多くのメリットがあります。
なぜなら宅建の資格は、不動産業界において高い知識とスキルを持っていることを証明する資格だからです。
近年、不動産市場の拡大に伴い、この資格を取得する人も増えています。
以下では、宅建の資格を取ることで得られるメリット12選について詳しく説明していきます。
メリット①:褒められる、周りに自慢できる
宅建は、周りから認められ褒められることで、自信や自己肯定感が向上するというメリットがあります。
なぜなら、この資格は知名度が高く、難易度の高い不動産系の国家資格だからです。
つまり、一定以上の知識や技能を持っていることを証明する資格なのです。
例えば、宅建を持っていると友人から不動産に関しての相談が良く来るようになります。
したがって、宅建の資格を取得することで、周りから認められ褒められ、自己肯定感が向上するというメリットがあるのです。
宅建士は自慢だけのお飾りのような資格ではもちろんありません。
実用性のある資格なのです。
メリット②:年収アップとキャリアアップ
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宅建は、収入がアップするというメリットがあります。
なぜなら、不動産業者は宅建士の資格を持っている従業員を欲しがっているからです。
たとえば、試験に合格していると、不動産売買や管理などの業務を仕切ることができますね。
さらに、宅建士の平均年収は、持っていない人よりも約100万円高いという調査結果もあります。
(一般企業の平均年収が約360万円、宅建士の平均年収が約460万円)
このように、宅建の資格を取得することで、自身の収入を増やすメリットがあるわけです。
しかし、学生や他業種の社会人の方はこう思うかもしれません。
「不動産なんて業務に関係ないよ」
しかし、そんなことはありません。
実は、就職や転職に有利に働くのですよ。
メリット③:就職や転職が有利
宅建は、不動産業界での就職や転職に有利に働くというメリットがあります。
それは宅建士でないと応募できない仕事があるからです。
たとえば、不動産会社や建設会社などでの就職では、宅建の資格が必須条件のところも多くなりました。
ですので不動産業界への就職や転職を目指している方には、宅建取得は十分にメリットとなるのです。
一方で宅建を取ることでどんな業務ができるかご存知でしょうか。
イメージできないと就職や転職をしようとする行動はできないと思います。
次には宅建士しかできない独占業務というメリットを見ていきたいと思います。
メリット④:会社で独占業務ができる
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宅建の資格を持っていることで、ほかの人にはできない独占的な仕事ができるというメリットがあります。
例えば重要事項の説明は宅建士だけが行える独占業務です。
不動産取引は高額で複雑な契約が多く、お客様に重要事項の説明をすることが義務付けられています。
このように宅建は不動産業界での専門的な業務を行うために必要な資格というメリットがあるのです。
「不動産業者の社員でないと意味ない資格じゃないの?」
このように思われる人も多いでしょう。
もちろん、業者に勤めていれば必ず必要になってきます。
しかしそれだけではなく、自分でビジネスを始めることも可能なのです。
メリット⑤:自分で不動産ビジネスができる
宅建の資格を持っていると不動産に関するビジネスができるというメリットがあります
その宅建の資格を生かして独立開業ができるのです。
会社員として雇われることはなく、個人事業主として自分で自由に仕事ができるのです
収入の面に関しても給料だったものが報酬に変わります。
給料は毎月毎年ほとんど変わりません。
しかし報酬になると自分の努力により給料とは違い多くの収入を得ることができます。
ただ怠けてしまうと、その報酬は給料よりも少ない可能性もあります。
しかし給料よりも少なくなるには、本当に何もせずに働かなくなる状態と言ってもいいでしょう。
ですから普通に会社員のように働いていれば、個人事業主としての報酬は絶大にアップするのです
例えば100万円の不動産契約をした場合、給料が20万円の時インセンティブとして2万円をいただいても22万円の給料です
しかし報酬の場合は100万円の不動産契約をしたら、まるまる100万円の収入として得られます。
報酬の場合は必要経費がありますので、100万円から経費を引きます。
しかしその経費と言っても微々たるもので80万から90万は自分の収入と考えても言い過ぎではありません。
このように年収が上がれば周りも「すごいね」と褒めてくれます。
そうすると今までの生活が多少なりとも改善され、社会的地位も向上します。
会社員ですと限られた仕事を任されるだけです。
しかし独立開業し個人事業主として働けば自分がやれる、やりたい仕事を積極的にできるのです。
このように宅建の資格を得ることによって、不動産ビジネスで成功できるメリットがでてきます。
メリット⑥:やりがいが生まれる
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宅建の資格は、日々の仕事にやりがいがもたらすというメリットがあります。
たとえば、お客様のライフスタイルや予算に合った物件を見つけて紹介することができます。
また、不動産の売却や賃貸の契約をスムーズに進めることもできます。
このことでお客様からの信頼度はアップし仕事への充実感が増しやりがいが生まれてきます。
メリット⑦:宅建士の資格は一生もの
宅建の資格は、一生涯使えるというメリットがあります。
運転免許と同じように更新はあります。
しかし特別な法律違反をしない限り一生宅建士の資格は有効なのです。
宅建士の試験問題にも出てきますが更新は5年で登録は一生なのです。
なので宅建の仕事に集中でき、更新のときは運転免許と同じように行政から通知がきます。
その通知を忘れないように更新すれば特別問題はありません。
このように宅建は、運転免許と同じように一生使えるというメリットがあります。
メリット⑧:タブルライセンスで生活安定
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宅建士の資格はダブルライセンスを目指せることで収入が増え、生活が安定するメリットがあります。
宅建士と他の資格を組み合わせることで、業務範囲や知識を広げたり、専門性や信頼性を高めたられます。
そのことで仕事の幅が広がり、収入がアップに繋がります。
具体的には、賃貸不動産経営管理士やマンション管理士などの資格を取ることがダブルライセンスの近道です。
それは、宅建士と試験内容が重なる項目もあるため、取得しやすいからです。
ダブルライセンスを取ることで
また、宅建士は法律の入り口と言われる資格です。
そのためもう少し法律の専門性を高めるためには行政書士というダブルライセンスもあります。
行政書士は公に出す書類を専門家である行政書士が作成することができるので仕事の幅が広がります。
また、FP(ファイナンシャルプランナー)や不動産鑑定士、土地家屋調査士などの資格を取得する人の多いです。
特にファイナンシャルプランナーは、個人の資産をどのように運用していくか考える資格です。
そのためマイホームを買いたいと思っているご家族に、まず宅建の資格でお世話をします。
そして、その後の人生設計としてファイナンシャルプランナーの資格を活用することができるのです。
これができることによってお客様との一体感が生まれ信用されます。
このように一連の仕事ができることで収入がアップし生活が安定するのです。
以上のように、宅建士とのダブルライセンスは仕事の幅が広がり、生活安定を図れるというメリットがあります。
ただし、ダブルライセンスのためには、お金や時間が必要です。
しかし自分自身への投資として、積極的に取り組むことは十分価値のあることです。
また、ダブルライセンスは、多角的な視点から物事を見ることができるようになります。
そのため、顧客からの信頼も高まります。
上記の資格をすでにお持ちの方は、宅建士を目指すのがよいでしょう。
まだ持っていない方も、まずは汎用性の高い宅建士を目指すのが良いでしょう。
ちなみに私は、不動産鑑定士と宅建士のダブルライセンスです。
賃料の把握などに宅建士の資格が生きています。
メリット⑨:女性にとっては非常に有利
宅建の資格は女性にとっても非常に有利です。
なぜなら、不動産業界は能力を評価する傾向があり、女性宅建士の需要も年々高まっているからです。
例えば、重要事項説明書などの仕事では、女性ならではの気遣いやコミュニケーション能力が顧客に好印象を与えます。
また、宅建士の資格を持つことで、働き方が選べるようになります。
正社員だけでなく、パートやアルバイトでも優遇されることが多いからです。
さらに、宅建士以外にも不動産関連の資格を取得することで、さらに活躍の場が広がります。
例えば、インテリアコーディネーターなどの資格を持つと、物件の魅力を最大限説明することができます。
以上の理由から、宅建は女性にとって非常にメリットの多い資格です。
ただ、宅建の資格をとっても「妊娠などで職場を離れるのが心配」という方も多いと思います。
しかし宅建士の資格を持っていることはとても職場復帰がしやすいです
宅建士という手に職を付けておくことで、社会復帰のしやすさが普通の職業よりも目に見えてわかるようになります。
メリット⑩:自分の不動産契約に有利
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宅建は、自身の不動産契約においても有利に働くというメリットがあります。
なぜなら、宅建士であることを示すことで、不動産業者に対して自分の知識をアピールできるからです。
例えば、重要事項説明書や契約書類の内容を正確に理解し、不備や不利な条件がないか確認できます。
また、契約交渉の際にも、自分の希望や条件を適切に伝え、相手の言いなりにならずに済みます。
以上の理由から、宅建は、自身の不動産契約においても有利に働くというメリットがあります。
不動産は大きな買い物ですね。
誰もが失敗したくないと思っているはずです。
宅建士を持っていればそういった心配は減ることになります。
メリット⑫:身分証明書としても使える
宅建は、身分証明書としても使えるというメリットがあります。
なぜなら、取引士証には氏名や生年月日、住所などの個人情報が記載されているからです。
例えば、銀行口座の開設やクレジットカードの申し込みなどの際に、取引士証を提示することで本人確認ができます。
以上の理由から、宅建は、身分証明書としても使えるというメリットがあります。
宅建メリット12選のまとめ
まとめると次の通りです。
- 活用の幅が大きい資格
- 一生涯有効
- キャリアアップや収入アップにつながる
- 自身の価値を高めることができる
確かに試験は簡単ではありませし、勉強に時間やコストがかかります。
しかし、宅建の知識や技能を持っていることは、自身の人生においても大きなメリットをもたらします。
ぜひ、宅建の資格取得にチャレンジしてみてください。
宅建士の資格を活かす就職先
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宅建士の資格は、多様な職種で活用できます。
これは、不動産に関する知識やスキルが、様々な業務に必要とされるからです。
具体例として
- 不動産会社では、取引や管理、仲介などの業務
- 建設会社では、土地の取得や建物の販売、管理などの業務
- 銀行では、ローンの審査などの業務
- 保険会社では、保険商品の企画や提案、査定などの業務
- 弁護士事務所では、不動産トラブルの解決の協力
- 官公庁では、都市計画や土地利用に関する業務。
- 自営業では、不動産仲介や管理、経営などの事業
- 教育機関では、講師や指導員として指導
- マスコミ関連企業では、ニュースや情報の取材や解説、コメンテーター
以上のように、宅建士の資格は、多様な職種で活用できます。
以下では宅建士の資格を取るための概要を見ていきます。
宅建士の資格を取るには?
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宅建士の資格は、不動産業界で働くために必要不可欠です。
宅建士は、不動産取引に関する知識や法律についての基礎的な理解が求められます。
そのため、不動産業界でのキャリアアップや独立開業を目指す方には、宅建士の資格取得が重要なステップとなります。
では、宅建士の資格を取るにはどうしたら良いのでしょうか?
どのような勉強方法があるのでしょうか?
また、試験に合格するためのコツやポイントは何なのでしょうか?
以下では、宅建士の資格取得に必要な情報をまとめ、宅建士試験に合格するための効果的な勉強方法や対策について解説していきます。
宅建士の受験者数
宅建士試験の受験者数(令和4年度)
- 申込者数は283,856人
- 受験者数は226,048人
- 合格者数は38,525人
- 合格率は17.0%
このようにかなり多くの方が受験しています。
なぜなら、大学生のほか、社会人も多く受験する大人気資格だからです。
宅建士試験は、受験者数が20万人超、合格率は17%ほどということです。
宅建士試験は難しそうだからやめようかな、と思った方も多いのではないでしょうか。
たしかに、宅建士試験は国家資格の中でもまあまあ難しい資格と言われています。
しかし、過去10年間の合格率は約15~17%。
通信講座などで効率的に勉強すれば、合格は十分可能な合格率です。
宅建士試験の合格点は毎年変動しますが、50問中31~38問正解すれば合格できます。
宅建士試験の内容は、宅建業法、権利関係、法令上の制限、税その他などさまざまです。
これらの分野に慣れていない人でも合格は十分可能です。
過去問を積極的に解いたり、出題されやすいポイントを押さえたりすれば合格できるだけの理解が深まります。
宅建士試験は難しいと思わずに、自信を持ってチャレンジしてください。
宅建士の申込方法
宅建士試験の申し込みは不動産適正取引推進機構のホームページで確認できます。
申し込み方法は、インターネットと郵送の2種類です。
インターネット申し込みは、ホームページから必要事項を入力して送信するだけです。
郵送申し込みは、試験案内(申込書)を配布している場所で入手し、記入して簡易書留で送付します。
どちらの方法も、受験手数料として8,200円を振り込む必要があります。
令和5年度の試験は、令和5年7月3日から7月19日までがインターネット申し込み期間です。
また、令和5年7月3日から7月31日までが郵送申し込み期間です(予定)。
宅建士試験を受験される方は、まず不動産適正取引推進機構のホームページをご確認ください。
申込方法について、まだ不安点などがある方もいらっしゃると思います。
そのため、詳細なスケジュールや注意事項、最新情報を不動産適正取引推進機構のホームページで確認してください。
宅建士の勉強方法
宅建士試験に合格するには、効率的な勉強法が必要です。
これは、法律や不動産取引に関する幅広い知識が問われるからです。
例えば、予備校や通信講座、書籍、Web上の学習サイトなど、様々な方法で学習できます。
ただ自分に合ったものを選ぶことがとても大切です。
また、過去問や模擬試験を解くことで、試験形式や出題傾向を把握し、不足している知識を補うことができます。
このように、効率的な勉強法で宅建士試験に合格しましょう。
一般的には、宅建士試験に合格するには300時間の勉強が必要と言われています。
まずは、300時間の勉強時間を確保することを心がけましょう。
そして、配点の高い科目(宅建業法や民法)から優先的に学習するのが100%オススメです。
これは、合格基準点をクリアするために必要な点数を効率的に獲得するためです。
例えば、宅建業法は全50問中20問と最も多く出題され、高得点を獲得すべき科目です。
この科目でしっかり点数を取れば、他の科目で苦戦しても合格の可能性が高まります。
そのため、勉強時間をしっかり確保し、配点の高い科目から優先的に特典できるように学習しましょう。
しかし、300時間もの勉強時間を確保するのは大変と思われるでしょう。
仕事や家事などで忙しい人にとっては、自分のペースで学習できる方法が望ましいです。
そこでおすすめなのが専門学校の通信講座です。
通信講座では、専門の講師からテキストや動画で指導を受けることができます。
また、自宅や外出先など好きな場所で学習できるため、時間や場所にとらわれません。
さらに、過去問や模擬試験も提供されるので、試験対策も万全です。
通信講座を利用すれば、効率的かつ柔軟で不安なく宅建士試験の勉強でき合格を勝ち取れます。
宅建士の資格を取るなら通信講座が良い
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宅建士の資格を取るなら通信講座が良いです。
なぜなら、通信講座は自宅で学習ができるため、効率的だからです。
さらに、充実した教材や質問対応など、受験対策に必要な要素が揃っています。
例えば、通信講座では、専任の講師が質問に対応してくれます。
そのため、分からないことがあれば遠慮なく質問することができます。
また、通信講座には、合格保証制度がある学校も存在します。
この制度を利用すると、合格しなかった場合には、再受講のサポートが受けられます。
このように、通信講座は資格取得に向けて効率的に学習することができるのです。
通信講座は自分で進めるスタイルであるため、やる気や勉強の時間を取る自己管理が必要になります。
また、教室での対面講義でないため、web の授業に不慣れな方には不向きかもしれません。
では、どうすれば通信講座をうまく使えるのでしょうか?
私のおすすめは、以下の3つです。
- 学習計画を立てる
- 質問を積極的にする
- 仲間を作る
簡単に一つずつ見ていきます。
学習計画を立てる
通信講座は自分のペースで学ぶことができます。
しかし、それだけに計画性が必要です。
その計画には、通信講座のスケジュールを守ることが大切です。
そのスケジュールを守り、コツコツ勉強すれば合格できます。
スケジュールと言ってもガンジガラメのスケジュールではありません。
一般的には、WEB講義を受け、過去問を解く、これだけです。
後はスキマ時間を使って暗記やWEB講義を見直す程度。
現在はスマホで過去問を解けますので、外出中でも学習することができます。
質問を積極的にする
分からないことや不安なことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。
質問することで、理解度が深まりますし、モチベーションも高まります。
また、何度も質問することで講師とのコミュニケションも深まり、勉強への意欲も変わってきます。
仲間を作る
通信講座では、オンラインでのコミュニケーションやフォローアップなども行われています。
そのため受講生同士の交流もできます。
仲間と情報交換したり、励ましあったりすることで、孤独感を減らせます。
逆に仲間はいらない、という方もいると思います。
そういった人は自分のペースで通信講座を受講し、合格を勝ち取ってください。
以上のように、通信講座をうまく使えば、宅建士試験は難しくありません。
通信講座は比較的リーズナブルな価格で受講できる専門学校が多くなってきています。
宅建士の資格は効率的に学習することが大事です。
そのためにも通信講座を活用し、不安なく合格を勝ち取ってください。