今回は宅建試験は簡単すぎなのかについてお伝えします。
宅建試験が簡単すぎると言われる理由と簡単すぎない理由。
独学で合格できる理由と通信講座のほうが簡単に合格できる理由など
以下で詳しく見ていきます!
Contents
宅建試験は簡単すぎるのか!?
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宅建は「簡単すぎ」ではありません。
宅建が簡単すぎると言われる理由5選
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宅建が簡単すぎると言われる理由は次の4つです。
- 昭和の時代は合格率90%!
- 弁護士試験よりも簡単すぎ!
- まぐれで合格する人がいる!
- 宅建は身近な資格!
以下で1つずつ見ていきます。
①昭和の時代の合格率は90%
宅建士試験は昔は簡単でした。
特に昭和の30年代の合格率が90%で、現在では考えられない数値です。
なぜそんなに合格率が高いかと言うと、昔は試験中に法令集を持ち込めていたからです。
また問題数も今の50問ではなく30問でした。
そのため昭和の頃は90%〜20%くらいの合格率でした。
なので、当時宅建試験に合格したおじさんおばさんは「宅建は簡単すぎ」といいます。
それを聞いた子どもたちも、受験していないのに「宅建は簡単すぎ」と言いふらしたのです。
また今も昔も勉強しない人が多く、法令集を持ち込める昔はある程度勉強すれば合格できました。
しかし今は勉強しないと合格はできません。なので今は昔よりも宅建試験は難しいです。
ただ、現在では専門学校も多くなりました。
専門学校もライバル学校に負けられないので合格率を上げるために必死です。
そのためありとあらゆる受験生に勉強しやすい環境を整えています。
また独学でも合格はできます。
しかし受験者のレベルが上がっていますし、必要な知識も増加しています。
したがって、現在では合格するためにはかなりの対策が必要です。
②弁護士試験よりも簡単すぎ!
宅建士試験は他の国家試験よりも簡単といえます。
例えば弁護士や司法書士試験は宅建受験者にとっては難しいです。
合格「率」ではなく、難易度という意味で難しく、これらと比較すると宅建は簡単すぎです。
しかし資格にはその人に合ったレベルがあります。
例えば東大を卒業して弁護士試験を目指してる人の多くは宅建を受験しません。
もし不動産の仕事がしたい場合は、宅建の資格を持った従業員を雇います。
このように自分に合った難易度の資格に挑戦します。
ほかの国家試験よりも難易度的には簡単な宅建試験。
ただ宅建受験者は弁護士試験者と同じように簡単すぎではなく難しいです。
弁護士受験者⇛弁護士試験は難しい
宅建士受験者⇛宅建試験は難しい
自分に合ったレベル的にはお互い難しいです。
ただ弁護士試験から比較したら簡単すぎというだけです。
なので、宅建受験者が合格するためには、弁護士試験者のようにある程度の学習時間が必要です。
③まぐれで合格する人がいる!
宅建試験はまぐれで合格する人もいるので簡単すぎと言われます。
本試験はマークシート方式なので勘で正解する確率は1/4です。
そのため勘で回答しても数問正解する可能性があります。
また、本試験前の模擬試験で解いたことのある問題が出題されることもあります。
そうするとラッキーで数問正解することもあるです。
しかし、1/4の確率と模擬試験で出題された問題を合わせ正解しても実際は数問しか解答できません。
でも数名の人はその稀な確率で合格してしまう人もいるもの事実です。
このようにまぐれで合格した人が現実でいるため「宅建なんて勘で受かるから簡単だよ」と自慢げに話すのです。
そのことで宅建は簡単すぎ、という噂がどんどん広まっていったのです。
しかし実際は宝くじで1000万円が当たった人を見ないように偶然受かる人もそれほど見ません。
なので本当に稀です。
その稀を目指して宅建試験に挑戦しても時間の無駄になることはわかると思います。
もし本当に宅建の資格を勝ち取りたいなら、少しずつでも必ず勉強をして合格してください。
勉強して後は運に任せるのは合格しても自信に繋がります。
勉強しないで仮に合格しても自信にならないので運に頼りすぎないようにしてください。
④宅建は身近な資格
宅建は多くの人が知っている身近な資格です。
教材の入手が簡単で全国に試験会場があります。
そのため受験のハードルが低く感じられるので「宅建は簡単すぎ」と思われる人も多くいます。
さらに、大学生の取得したい資格ランキングで常に上位。
そのため大学生も多く受験します。
また、不動産業界では資格を取ることを進められるため、社会人の受験者も多いことが特徴的です。
身近で学生から社会人、男女・年齢を問わない宅建試験。
それが「宅建は簡単」と思われがちになるのです。
⑤宅建は本当は簡単すぎない!?
宅建は簡単すぎと思っていたものの、実際に取得するのは難しそうと思った方も多いでしょう。
しかし、ここでのポイントは、多くの方が合格しているということです。
宅建士試験は適切な勉強方法を知ることで、楽に合格できる資格です。
簡単ではないですが難しくもないです。
そんな宅建の勉強方針について以下で考えていきます。
宅建が簡単すぎではない3つの理由
その理由として3つ挙げられます。
- 必要な法律の知識が難しい
- 覚える知識が多すぎる
- 宅建士の試験は比較的合格率が低い
これらを以下で1つずつ見ていきますね。
①必要な法律の知識が難しい
宅建士試験の合格に必要な法律の知識が難しいです。
不動産の法律や税金、建物や土地の権利に関する幅広い知識が必要になってきます。
具体的には、善意の第三者・悪意の第三者などです。
善意と聞くと普通はやさしい人を連想しますが違います。
善意とは「知っている」という意味です。
逆に、悪意と聞くと悪い人を思われます。
しかしこちらは「知らない」という意味です。
このように一般的には使わない言葉を使うので難しいです。
しかし一旦覚えてしまえば難しいと感じなくなりますので安心してください。
その他に、実務に必要な問題も多く、難易度が高いと言えます。
そのため宅建試験は「簡単すぎではない」ことはすぐわかると思います。
②覚える知識が多すぎる
宅建士試験は覚える知識が多すぎるので大変です。
国家試験なのでしょうがないところです。
そのため宅建試験に合格すると周りの人から「すごいね!」と言われます。
車の免許は国家試験ですが、多くの人が取得できる簡単な試験です。
そういった意味では毎年16%くらいしか合格しない宅建試験は難しいです。
さらに専門性が高い単語が多いので初心者の人にはとっつきにくい印象があるかもしれません。
そのため、勉強する時間が限られている場合は、合格するのがとても大変になってきます。
しかし、毎日少しでも勉強すれば合格できる国家試験です。
そのため徹夜などで一気に覚えようとしても忘れるので合格できない点には注意が必要です。
③宅建士の試験は比較的合格率が低い
宅建士試験の合格率は比較的低いです。
年によって変動しますが一般的には16%前後です。
弁護士試験は20%と高いです。
当然弁護士試験は勉強が難しいですが、受験する人もそれなりに勉強ができる人です。
それなのに宅建士の試験よりも5%くらい高いので、宅建試験は合格しづらいと言えます。
一方で司法書士の試験の合格率は5%くらい。
宅建よりも勉強が難しいのに合格率も10%低いので宅建士よりも難しいことがわかります。
この比較からも、宅建士試験はほかの資格よりも勉強は簡単といえ、合格するのは難しいです。
弁護士や司法書士が宅建を受験すれば難しいとは感じません。
でもそういう人はそもそも宅建士の試験は受けません。
なので宅建士試験を受験する人にとっては簡単とは言えないのです。
「簡単すぎでないのなら宅建士の試験はあきらめようかな〜」
このように思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、効率よく勉強すれば「楽」に宅建試験に合格できます!
なので宅建士の試験を受けたいと思ったら一度でも挑戦することをオススメします。
オススメはしますが、その前になぜ宅建が簡単すぎると言われるのか紐解いていきます。
宅建を【独学】で合格できる理由3選!
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宅建は独学で合格できる人もいます。
独学で合格できる主な理由は次の3つ。
- 試験範囲が明確なので独学で合格しやすい
- 過去問に類似した問題が多いので独学で合格しやすい
- 試験に関する情報が多く取得できるので独学で合格しやすい
試験範囲が明確なので独学で合格しやすい
宅建士試験の出題範囲ははっきりしています。
そのためテキストに載っている範囲を勉強すれば十分に合格できます。
ただ本試験ではテキストに載っていない問題も数問出ます。
しかしそれは多くの受験生もほとんど解けず間違いやすいです。
そのためそういった難問は捨てる必要があります。
多くの問題を正解したいという気持ちから重箱の隅をつつく勉強をしてしましがちです。
しかしそれは出題者のトリックで騙されてはいけません。
テキストだけを勉強していれば十分独学でも合格できます。
過去問に類似した問題が多いので独学で合格しやすい
宅建試験は過去問の焼き写しの問題が多く出題されます。
特に多いのが宅建業法です。
なので過去問を何度も解いて正解率を上げることで合格への道がどんどんひらけていきます。
ただたくさん問題を解きたいと思ってしまい市販の予想問題集を解くのはオススメしません。
なぜなら過去問とは一見違う問題の様式だからです。
宅建士の試験は過去問の焼き写しが多いです。
なので市販されている予想問題集を解くと過去問と合わさって頭がゴチャゴチャになってきます。
そのためにも過去問をやり尽くす必要があります。
もし、過去問が十分に解けるようになったときは、予想問題集を試しに解くもの良いです。
しかし、あくまで過去問を中心に勉強すれば独学でも十分合格できます。
試験の前には専門学校の模擬試験は受けたほうが良いです。
本試験の雰囲気を味わえるのでオススメします。
試験に関する情報が多くあるので独学で合格しやすい
現在は宅建士試験に関する書籍や、オンラインコンテンツが多数存在しています。
多数のコンテンツから自分に合った勉強法を見つけることができます。
それらの情報を使って独学で合格する人も多いです。
しかし、独学で合格する方の多くは以下の2つを備えています。
- 自己管理能力や時間管理能力に長けている方
- 資格試験に慣れている方
特に自己管理能力は重要です。
それは自己管理できないと勉強の習慣が身につかないからです。
日常にはいろいろな誘惑があります。
お酒・ゲーム・テレビ・スマホなど。
勉強はつまらないのでついついそういった誘惑に負けてしまいます。
それらの誘惑を抑え、自分で毎日少しでも勉強する自己管理能力は重要です。
自分で勉強する時間を見つけ毎日コツコツインプット学習する必要があります。
さらに、しっかりとした過去問演習などのアウトプット学習をしなければ合格できません。
こういう話をすると「自己管理なんてできないよ。無理だよ。試験にも慣れてないし」という声が聞こえそうです。
はっきり言って独学は自分との戦いです。
僕は1年目独学で宅建試験に挑戦し、自己管理ができませんでした。
そして不合格です。
勉強中も不安でいろいろと予想問題集などを買ってたくちです。
2年目は絶対負けられない、と思って専門学校の通信講座で勉強し合格したのです。
そのことから自己管理能力は身にしみて大切だと感じています。
宅建は簡単すぎると思い込んで独学で勉強するよりも、通信講座のほうが精神的に楽に合格できます。
宅建を【通信講座】で簡単で楽に合格する2つ方法
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専門学校の通信講座を利用することで、楽に宅建試験に合格を目指すことができます。
繰り返しますが、僕は1年目に独学し勉強が進んでいるのか不安でした。
不安なのでいらない予想問題集や2冊目のテキスト・要点整理などを買ってしまいました。
買いすぎたので全部やることはできず不合格です。
そして2年目は専門学校の通信講座のみで精神的に楽に合格できました。
楽な理由は次の2つです。
- 自己管理能力や時間管理能力を専門学校に任せられる
- 専門学校がまとめた教材で勉強できる
自己管理能力や時間管理能力を専門学校に任せられる
専門学校には独自のカリキュラムが存在します。
そのため、自分で勉強時間を管理する必要はありません。
管理してもらえるので宅建の勉強に集中することができます。
専門学校のカリキュラムをこなしているので先生からアドバイスをもらえ、学習の進捗状況を把握できます。
一方、独学で勉強すると自己管理も自分でします。
管理表などを作って勉強すればまだ良いですがはっきり言って面倒くさいです。
そうするとテキストを読み過去問を解くという単純作業になります。
そういった勉強を続けていると、今自分はどのくらい勉強が進んでいるのかがわかりません。
進んでいるようには思えませんし不安なので遅れている感じを受けます。
「この勉強で大丈夫かな?」
このように思いなかなか勉強がはかどりません。
しかし、通信講座で勉強すれば不安は少なくすみ勉強に集中でき精神的に「楽」に合格を勝ち取ることができます。
極端な話、言われたことをやっていれば合格する感じです。
専門学校がまとめた教材で勉強できる
専門学校の通信講座は、専門講師によるわかりやすいテキスト、講義動画、過去問の解説など、要点をまとめて勉強できます
また、専門講師に相談や質問もできます。
そのため、自分自身で悩むことなく、疑問や不安をすぐに解決することができます。
宅建士試験は身近で比較的目指しやすい試験です。
独学でももちろん合格は可能です。
ですが、通信講座や専門学校に通い学習環境を整えることで、短期間で精神的にも「楽」に合格が狙えます。
ぜひ皆さんも専門学校を活用して、次の宅建士試験合格を目指してください。