今回は宅建を取って人生は変るのかを見ていきたいと思います。
その他に取得することで増える良かったこと8選と僕の経験談など。
以下で詳しく見ていきます。
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宅建を取れば人生は変った!?
宅建を取ってもそれほど人生は変わりません。
それは法律系の資格としては基本的な資格だからです。
法律系の資格として超有名なのが弁護士などの司法試験です。
それに比べたら、宅建士試験は基本なので人生はそれほど変わりません。
そんな基本の試験を取っても意味ないじゃん。そう思うかも知れません。
しかし宅建の資格の合格率は毎年17%前後と高くはありません。
去年の宅建試験の申込者は28万人超で、受験者は22万人超。
合格率が17%なので合格者は4万人弱です。
引用:https://www.tac-school.co.jp/
4万人弱と聞くと合格者が多い気がしますが、18万人は毎年落ちています。
そう考えると簡単な試験でないことはわかります。
なので宅建士の試験を合格すると、人生は変わらないですが、多くの利点が増え人生が楽になることは間違いないです。
以下ではどのような良いこと、利点があるかを見ていきます。
宅建を取ることで増える人生の利点8選
宅建を取れば人生の利点が増えます
その利点は8つです
- 収入がアップする
- すごいと言われる
- 法律の知識が身につく
- 取引先からバカにされない
- 仕事の幅が広がる
- 会社で重宝される
- 次の資格に挑戦したくなる
- 知らないうちに自信がついている
それぞれ一つずつ詳しく見ていきたいと思います
①収入がアップする
宅建をとれば収入がアップします。
それは多くの会社で宅建を取得することで手当をつけているからです。
僕の場合になりますが、不動産事務所に勤めていた頃、宅建を取ったことで2万円の手当をもらいました。
僕の勤めていた不動産事務所は零細事務所だったので、2万円の手当でした。
でも少しでも大きい不動産事務所に勤務すれば、3万円〜5万円の手当がつくところもあります。
なので宅建を取ることで手当がつき収入がアップしいい感じになります。
ただ3万円程度、月収が上がってもそれほど意味ないじゃんと思うかも知れません。
しかし年収にしたら36万円収入が上がり事になります。
今の不況の時代に年収が36万円上がるのはなかなかないことです。
36万円と言ったらなかなかのボーナスと言えます。
仕事的には重要事項説明書を読むだけで年収が36万円アップなら大きな魅力になります。
②宅建を持ってるとすごいと言われる
引用:https://spirituabreath.com/
宅建を持ってるいると「すごい」と言われます。
それは多くの人が宅建の資格を持っていないからです。
自動車などの国家資格は取りたかったら、多くの人が取れます。
ただ宅建の資格は取りたい人の83%くらいは取れないからです。
引用:https://www.tac-school.co.jp/
上の画像のように去年のデータをみても、申し込む人は28万人くらいで、受験した人は22万人。
受験する時点で6万人が離れていきます。
そして合格者が3,8万人なので合格者が17%程度。
宅建を取りたいと思った28万人から計算すると13%の合格率です。
なので特に宅建を少しでも取りたいと思った人からすると、宅建はすごいと言われます。
でも東大や早大・慶応大学を卒業した人からすると全然すごくないと言われます。
それは首都圏トップ3の人たちは勉強に慣れているからです。
宅建の資格を取ろうと思ったら運転免許証のように簡単に取れます。
でも、首都圏トップ3の卒業生でも法律が嫌いな人も一定数いて、勉強が進まない人もいます。
そういった意味では首都圏トップ3の卒業生でも宅建を取った人をすごいと言う人はいます。
ただ一般的な偏差値から言うと「56」です。
大学に当てはめると「順天堂大学」「國學院大學」「関西大学」「立命館大学」など。
有名どころの大学に入学するだけの偏差値です。
そもそも偏差値「56」というとすごいレベルです。中の上です。
首都圏トップ3を卒業した人と比べると凄くはないですが、上をみたらきりがないので一般的にすごいレベルです。
③法律の知識がつくのでいろいろ便利
宅建を取ると法律の知識が身につきます。
それは権利関係での民法を勉強するからです。
民法は人々が生活する上での法律です。
なのでとても重要な法律です。
人と人との契約上のルールを勉強するので、一般の人が知らないことも知ることができます。
例えば「自力救済の禁止」というルールがあります。
これは違法な行為をされても自分で片付けてはいけません、という法律です。
この法律は多くの人が知りません。
具体的には、駐車場を貸していて、その借り主以外の他人がその駐車場に違法に駐車していても、自力でどけると法律違反になります。
その場合は警察などに連絡して、警察が処理しないといけないルールです。
多くの人は違法行為に対して、自分でできることを自分で処理しようとします。
しかし「自力救済ノ禁止」という法律があるのでやったら違法です。
こういったことも宅建を取ってそれに関わる仕事をしているとこのような法律が自然と身につきます。
そういった意味で便利ですし役に立ちます。
ただこのような民法は法律の範囲が広くて難しいでしょ、と思うかもしれません。
しかし、宅建では権利関係の科目で民法を勉強し、試験にでる範囲は狭いです。
範囲が広いので勉強すればいくらでも勉強できます。
しかし宅建を取ることは法律の専門家になることではありません。
細かいこと「重箱の隅をつつく」勉強をする必要はありません。
多くの受験生が正解できる範囲を暗記できれば十分やれるので難しくはありません。
④宅建主任者なので取引先からバカにされない
宅建を持っていると取引先からバカにされません。
それは宅建主任者はすごいと思われているからです。
賃貸の取引で、鍵を他の不動産会社に取りに行くときに名刺を交換します。
そのときに、名刺に宅建主任者の文字が書いてあると「すごい」と思われます。
もし、宅建主任者の文字も書かれていないで、仕事や年齢が浅いと上から目線で馬鹿にされることもしばしば。
そういった意味でも宅建を取っているとバカにされません。
いくら宅建を持ってても仕事ができないと馬鹿にされるんじゃないの?と思われるでしょう。
仕事が全くできなければ馬鹿にされますが、ちょっとくらい仕事の仕事で宅建主任者ならバカにされません。
特に日本人は肩書が好きです。実力よりも肩書に注目が行きます。
そういった意味でも宅建を取っているとバカにされませんしすごいと思われます。
⑤仕事の幅が広がる(就職や転職・副業や独立)
宅建を取れば仕事の幅が広がり自分で仕事ができるようになります。
宅建は不動産の仕事を始めるためには、事務所の従業員5人に1人の割合で必要になります。
そのために宅建を取ることは有利になります。
独立がまだ早い場合は、給料など条件のいい会社に転職もできます。
土曜日や日曜日・祝日など、休みのときに1日1時間から副業できる仕事も増えてきています。
事務の仕事が中心で「お客さんに重要事項説明書だけ読んでください」という仕事もおおくなりました。
このように本業だけでなく副業で収入を増やすこともできるので、宅建を取ることは有利になります。
でも「会社では副業が禁止なんですけど」という場合もあります。
その場合は不動産の仕事でスキルアップして、その後副業できる会社に転職することもできます。
また自分で独立開業もできます。
まずは宅建を取る⇛その後就職or転職⇛副業⇛独立開業
このような道をたどることもできるので、宅建を取ることは有利になります。
⑥会社で重宝される(重要事項性説明書が説明できる)
宅建を取ると会社で重宝されます。
それは宅建を取ると重要事項説明書が読めるからです。
宅建の資格がないと重説の仕事はできません。
そのため持っていない人から「重説読んでください」とお願いされます。
重要事項説明書はお客さんと契約するときの重要な部分の説明です。
一見難しく感じるかもしれません。
しかし、お客さんにただ読めばいいという簡単な仕事なのでそれほど難しいことはありません。
ただ「重説の仕事が増えることで忙しくなるんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし重説は紙に書かれてあるものをサラッと読むだけの仕事です。
それで資格手当が増え収入がアップするので無駄な仕事が増えることはありません。
若干時間は取られますが会社で重宝され、年収がアップするので利点が増えます。
⑦次の資格に挑戦したくなる(行政書士・ファイナンシャルプランナーなど)
宅建を取ると次の資格に挑戦したくなります。
それは宅建はコツコツ計画的に勉強しないと合格できない難しい試験だからです。
その難しい試験をクリアすると次の資格に挑戦しクリアしたくなります。
例えば
- ファイナンシャルプランナー
- マンション管理士
- 不動産鑑定士
- 不動産経営管理士
- 行政書士
- 賃貸不動産経営管理士 など
上記の資格もコツコツと計画的に勉強しないと合格できません。
なので宅建を取るとステップアップとして次の資格に挑戦したくなります。
多くの人はマンション管理士に挑戦する人が多いです。
その他にファイナンシャルプランナーの資格を取って、不動産とお金の専門家としてお客さんに寄り添える人材になれます。
ただ「宅建の勉強が大変だった」と人も多いです。
そういった人は宅建よりも難易度を下げた資格・賃貸不動産経営管理士や管理業務主任者の資格を取ってキャリアアップするもの良い感じです。
⑧知らないうちに自信がついている
宅建に取ると自信がつきます。
それは上でも書きましたが合格率が17%前後の資格で80%くらいの人は落ちる資格だからです。
合格する人は3万人、合格しない人は25万人。
引用:https://www.tac-school.co.jp/
この数字からも自信がつかないわけはないです。
また、毎日コツコツ勉強できたことの自信も半端ないです。
多くの人が毎日コツコツ勉強できません。
それは「人は刹那(せつな)的に生きる」からです。
刹那的に生きるとは「今が良ければいい」という生き方です。
少し難しくなりましたが、刹那的に生きると毎日コツコツ勉強するのが嫌になります。
それは本当に成果が出るかどうか不安だからです。
なので不安に感じながらでも、コツコツ勉強し宅建を取ると自信は間違いなくつきます。
だけど「生まれつきコツコツ勉強なんてできないんだよ」というかもしれません。
しかしそれはコツコツ勉強しなかった癖がついているだけです。
なので毎日30分、できれば1時間。
調子が悪いときは10分でも5分でも毎日勉強する。
そして試験で不合格になっても続けることでコツコツ勉強する癖がついてある時合格します。
そしてコツコツ勉強して合格したら後は自信がつくことしかないです。
宅建を取って良かったたくさんのこと
僕が宅建を取って良かったことは以下のとおりです。
- コツコツ勉強できた
- やればできるとわかった
- 周りからすごいと言われる
- 2万円の資格手当が毎月貰える
- 偉そうな上司が普通に対応してくれるようになった
- 社長から信頼感を貰える
- 転職や副業をしたいと思ったときに気軽に求人広告を眺められる
- 独立開業してやろうかと思うときもある
- 法律の知識がついたので裁判文書が難しく感じなくなった
- 社会に貢献してる感じがする
- 受験者の気持ちがわかるのでこのブログが書けるようになった
僕は2年目で宅建の試験に合格しました。
1年目は独学で不合格。
2年目に通信講座を受けて合格できました。
自分でスケジュール管理ができる人は独学で合格できます。
しかし勉強慣れしていない人は僕のように独学では不安になると思います。
そういう場合は宅建の専門学校の通信講座でもいいので、頼ることをおすすめします。
基本的に資格試験は過去問が大事です。
それは宅建も同じで、安心して過去問を解きまくる環境が整っていれば普通に合格します。
その安心として僕は通信講座でスケジュールを管理してもらい、後は講義を見て過去問を解きまくることで合格できました。
一日も早い合格をお祈りします。