今回は宅建士試験で独学で受かった人の勉強方法についてお伝えします。
テキストや過去問の選び方と独学と通信講座との違い。
アウトプット重視の勉強方法とインプット重視の勉強方法。
僕が受かったときに勉強時間や学習の流れなど。
以下で詳しく見ていきます。
Contents
宅建試験を独学で受かった人の勉強法
宅建試験を独学で受かる人の勉強法はコツコツと過去問を中心に解いた勉強法です。
独学で合格する人はコツコツ派
宅建試験の本試験問題は、過去問の焼き写しが多いので、過去問を中心に勉強すれば合格できます。
極端は話、テキストをざっと読んで後は過去問を解く。
最後の締めとして専門学校の模擬試験を受けて本試験に臨む。
そういった勉強方法で合格する人が多いです。
なのでコツコツ勉強できる人は独学でも合格は十分可能です。
僕は1年目は独学で勉強しましたが不合格でした。
その理由はスケジュール管理ができなかったので、コツコツ勉強することができなかったからです。
2年目も独学を考えましたが、勉強方法がわかっていなかったので、念のため通信講座で勉強しました。
独学を諦めて通信講座で合格した理由
通信講座は講師の講義を1時間くらい聞いて翌日に過去問を解く。
次の講義まで重要ポイントを暗記して過去問を解く。
たまに過去問の解説を読んでも理解できない時はテキストで確認する。
それの繰り返しでした。
独学でもテキストを読んで過去問をコツコツ解くの繰り返しをすれば合格できます。
でも、勉強に慣れていなかったので途中で不安がよぎったのです。
「本当に受かるのかな?」
どうして不安がよぎったかというと、勉強全般について相談する人がいなかったためです。
独学だとそういった迷いが出てきて不安になってきます。
でも通信講座で勉強した2年目は、淡々とコツコツと講義を聞いて、講師がいうように過去問を解いていれば安心。
通信講座でスケジュールなどを管理して勉強したので、不安も出ずに合格しました。
独学も通信講座も費用は変わらない!?
独学で勉強しても通信講座で勉強しても費用的にはそれほど変わりません。
それは独学でもテキストや過去問などを買う必要があるからです。
- テキスト:3,000円前後
- 過去問(権利関係・宅建業法・法令上の制限):2,000円前後×3冊=6,000円前後
- 予想問題集など:3,000円前後 など
- 専門学校の模擬試験:5,000円前後
3,000円+6,000円+3,000円+5,000円=17,000円
独学でも17,000円の費用が掛かります。
一方、通信講座でも独学で勉強したときと同じくらいの費用で勉強できます。
宅建試験の合格には暗記力よりもモチベーション維持が大事です。
通信講座はモチベーションを維持させてくれるスケジュール管理をしてくます。
そういった意味では独学で苦学するよりも、通信講座などを受講してマイペースで勉強することをオススメします。
このスタディングの通信講座は15,000円程度。
この講座に含まれているのは。
- 動画・音声講義
- WEBテキスト
- スマート問題集
- セレクト過去問
- テーマ別過去問
宅建試験は基本的に過去問をやりまくれば合格できる試験です。
そういった意味でも講義を聞いて、それに沿った過去問を解きまくれば合格に近づきます。
スマホやパソコン・タブレットなどで使えるので便利です。
スマホなら仕事の時や遊びのときなど、外出してる時にスキマ時間で勉強できます。
間違えた問題を何度も復習でき機能もあるので、過去問をやり尽くせます。
そういった意味では独学で苦労しそうな受験生にとっては通信講座は有効です。
宅建試験を独学で受かった人のテキスト&過去問の選び方
宅建試験を独学で合格するのに最低限必要なのが「テキスト」と「過去問」です。
そして多くの合格者がテキストと過去問を選ぶときには共通点があります。
その共通点は「自分に適したテキスト&過去問」であるとことです。
自分に合ったテキストを選ぶ
人間関係でもそうですが自分と合わない人とつるんでいると苦しいですね。
それと同じように自分と合わない著者が書いたテキストを使っているとストレスで苦しくなってきます。
漫画系のテキストが人気ですが、そういったテキストが合わない人もいます。
ただ多くの受験者が利用してるということで、漫画系のテキストを使って不合格になる人もいます。
それは僕です。
漫画系よりも挿絵程度に書かれてるテキストなら良いのです。
しかし至るところに漫画があると脳が疲れるのです。
なのであまり絵のないテキストを選んで勉強しました。
そういった意味でも自分に合ったテキストを選ぶことは大事です。
そのためにも一度書店に行って、たくさんの宅建テキストをパラパラめくって確かめるのも大事です。
そしてテキストを決めたら、そのテキストで受験日まで勉強してください。
ただどうしても「自分に合わない」と思った場合は1回だけテキストの変更してみるのも有効です。
でも1回だけです。
それは2回以上変更してもどのテキストもほとんど変わりません。
なので最低変更したとしても1回です。
過去問はテキストと同じものを選ぶ
自分に合ったテキストが決まったら過去問を選びます。
選び方はテキストと同じ過去問を選んでください。
それはテキストと違う過去問を選ぶと、比較対象ができないため不便になります。
過去問で勉強していてわからないときにテキストで確認することも多々あります。
そんなときには過去問に「テキスト〇〇ページ参照」などと記載されています。
同じ過去問ならすぐにテキストに戻って確認できます。
でも違う出版社の過去問だとテキストのどこに戻って良いのかわからなくなります。
そのストレスは半端ないです。
そういった意味でもテキストと過去問は同じ出版社、著者のものを使うことをオススメします。
宅建試験に独学で合格するにはアウトプット重視
独学で勉強して合格するために必要な勉強方法はアウトプット重視です。
インプット重視では忘却曲線の餌食に!
多くの受験生はインプット重視でやみくもにテキストを読み暗記しようと思っています。
でも覚えられません。
それは忘却曲線があるからです。
忘却曲線は暗記してもどんどん忘れ、また暗記してもまた忘れていくという曲線です。
なので覚えていることはわずかだけになりがちです。
具体的には。
「10」覚えたら「8」忘れる。
なので「2」しか覚えていない。
そしてまた暗記して「10」に戻す。
しかしまた「7」忘れて「3」しか覚えていない。
このように暗記しても基本的に全然覚えられません。
テキストで暗記しようとするとこの忘却曲線はよく見られる傾向です。
この忘却曲線を少しでも減らすために、アウトプット重視の学習が有効です。
アウトプット重視とは過去問を解きまくることです。
なのでテキストを読むのは補助的になります。
アウトプット重視が暗記には大事
過去問を解きまくるということは自分から勉強に向かっていく感じです(能動的)。
例えば、
つまらないドラマを見ていてもすぐ忘れますね。
それは受け身だからです(受動的)
ただ同じような詰まらないドラマを自分が作っていたら忘れませんね(能動的)
このように自分から行くか行かないかで暗記の質が変わっていきます。
そこで問題です。
テキスト:宅建士の更新は5年に1回必要(受動的)◯
過去問:宅建士の更新は◯年に◯回必要(能動的)
この問題の◯の部分を考える勉強の方が暗記しやすくなります。
そのため、テキストよりも過去問のほうが覚えやすいと思います。
これがアウトプット重視の方がいい、と言われる理由です。
自分から問題を解きにいくので、覚えていないと回答できないから自分で覚えに行きます。
一方、テキストで暗記した場合は受け身なのでダラダラ読むだけなので覚えた気になりますが、それほど覚えていません。
ある日、友人に。
「宅建士の更新は何年に何回?」
テキストで暗記した勉強法では、このように質問をされても「?」となります。
「?」と忘れていたので、再びテキストで確認して読みます。
でも、受け身なので再び覚えた気になるだけで、実際はそれほど覚えていないことが多いです。
今回の問題は簡単なので「覚えられるよ」という反論があると思います。
ただ、この問題は一つの例です。
宅建士に合格するには覚えることがたくさんあります。1つや2つではありません。
なので、宅建士の勉強を独学で合格するためには、アウトプット重視で勉強することをオススメします。
合格する勉強法についてはこちらでも詳しく書いていますのでご参考ください
宅建士試験でオススメの勉強方法はアウトプット通信講座!テキストは補助的!?
宅建試験を合格した僕の勉強時間
僕の宅建での勉強時間は350時間くらいでした。
平日1時間、休日2時間弱、スキマ時間30分程度
平日の勉強時間
1時間×週5日=5時間
5時間×4週=20時間(1ヶ月)
3月〜9月末=7ヶ月
7ヶ月×20時間140時間
休日の勉強時間
2時間×週2日=4時間
4時間×4週=16時間
3月〜9月末=7ヶ月
7ヶ月×16時間=112時間
スキマ時間の勉強時間
1日30分×週5日=150分(2時間30分)
150分×4週=600分(10時間)
3月〜9月末=7ヶ月
7ヶ月×10時間=70時間
平日140時間+休日112時間+70時間=322時間
この他に10月1日〜10月15日(試験日)までの勉強時間。
模擬試験の勉強時間
2時間×4回=8時間
模擬試験の復習時間毎日1時間×15日=15時間
過去問1時間×15日=15時間
スキマ時間30分×15日=7.5時間
10月1日〜10月15日(試験日)までの勉強時間の合計45時間30分
総合計勉強時間
322時間+45時間30分=367時間程度
この他にも気になったときに重要ポイントを確認したりしたので、もう少し時間は増えると思います。
会社員として働いていたので、平日は仕事。
仕事が終わって食事やお風呂などが終わって1時間くらいの勉強でした。
休日は競馬が趣味だったので競馬予想もしてました。
なので決まった時間に勉強するというよりも、趣味などの時間が終わったときに勉強してました。
休日は一日中有効に使えるので、その中から2時間程度の勉強です。
スキマ時間はスマホなどで要点チェックや一問一答。
仕事の合間にも時間があったら確認程度に勉強してました。
宅建試験が近くなってきたら、専門学校の模擬試験を受けてその復習。
それと並行してひたすら過去問を解いていました。
ひたすらというと凄そうですが、過去問を集中的に解いていた感じです。
解くだけではなく間違えた部分は解説を確認するという作業の繰り返しです。
模擬試験では合格点以上のときもあれば、不合格点数の時もありました。
でも本試験ではないので気にしないようにして、本試験に臨みました。
当日は過度の緊張もなく集中して問題を解いて無事合格しました。
宅建士試験を受かった僕の学習の流れ
僕の宅建試験受かった頃の勉強は以下の3つ
- 過去問演習
- テキスト学習
- 模擬試験
僕は宅建試験を2回目で合格しました。
1回目は独学で勉強しました。テキストを熟読し過去問を解く。締めとして模擬試験を受けました。
しかし不合格でした。
2年目は独学では合格できないと思い、通信講座で勉強しました。
そして合格。
独学と通信講座の違いは、モチベーションの維持です。
モチベーション維持が大事
独学も通信講座も通学も基本的にはやることは同じです。
ただ独学は独りなので今どんな状態かが不明です。
また講師からの助言もないので勉強にも熱が入りませんでした。
しかし通信講座で勉強したときは、講師から「〇〇の過去問は必ず解いておいてください」というアドバイスがありました。
そのため講師の言う通りにやれば合格できるという安心感がモチベーションが上がりました。
また宅建士の本試験1ヶ月前くらいに講師からこんなことを言われました。
「これだけ勉強して合格しなかったらお祓いしてもらったほうがいい。笑」
この助言が一番、勉強してモチベーションが維持できました。
ただ、勉強慣れしてる人や、助言がなくても強い意志を持って過去問中心に勉強できる人は独学で合格できます。
なので勉強慣れしていない人は通信講座などで勉強することをオススメします。
スケジュールどおりに勉強して合格を勝ち取ってください!
宅建士試験でオススメの勉強方法はアウトプット通信講座!テキストは補助的!?